薄物シートの引張試験用ライングリップ(ASTM D882
型番:WTF-LG(ステンレス製)
図1:個別のグリップ
図2:試験片を取り付けたグリップ
厚さ0.040インチまでのプラスチックや金属のフィルムやシートなど、試験する薄いシート材料は、平らなバッキングプレートと偏心シリンダーとの間の両端の線接触によって保持されます。シリンダーはバネ式で、試験片の取り付けを容易にするトグルアームが付いています。シリンダーの偏心カム作用により、ねじ端金具を通して固定具に引張力が加わると、シリンダーは自動的に締め付けられます。
シリンダーとバッキングプレートの表面には、通常、タングステンカーバイド粒子のコーティングが施されています。しかし、滑らかな表面を含め、別の把持面を提供することもできます。
図1および図2に示す標準グリップは、ASTM規格D882(参考文献1)に準拠し、幅1インチまでの試験片に対応します。 各グリップの先端には、1/2インチ-13のネジ穴があります。
ご要望に応じ、別のグリップ構成や試料サイズもご提供できます。 例えば、特別なアダプターを使用した幅5インチのグリップを図3に示します。
図3:左が幅1インチの標準フィクスチャー、右が幅5インチの特殊フィクスチャー。
追加情報のソース。
1) ASTM規格D882-12(2012)「薄型プラスチックシートの引張特性」、米国材料試験協会、ペンシルバニア州ウェストコンショーケン(初版は1946年)。