アムスラーせん断試験(ASTM B769)

モデルNo.WTF-AS(17-4PH&焼入れ440Cステンレス製)

アセンブルアムスラー

図1:ASTM規格B769アムスラーせん断試験用治具。

 アムスラーせん断試験治具は、さまざまな形で何年も前から存在しています。この試験はもともと、機械加工されたアルミニウムシリンダーに二重荷重をかけ、合金のせん断極限強度を測定するために設計されました。しかし、現在では、さまざまな金属の試験に使用されています。

MIL-STD-1312-13と異なるのは、試料が半円形の切り欠きに載せるのではなく、アンビルとブレードの穴を通過する点です。この違いの利点は、1312-13とは異なり、ブレードとアンビルの穴が金型に置き換えられているため、1つの治具でさまざまなサイズに対応できることです。

金型は440Cステンレス製で、最低Rc.55まで焼入れ。55、本体は17-4 PHステンレス鋼で作られています。高温試験が必要な場合は、インコネル718で治具を製作することも可能です。

 

アムスラー

図2:ASTM規格B769アムスラーせん断試験用治具の分解状態。

追加情報のソース。

1) ASTM Standard B769-07, "Standard Test Method for Shear Testing of Aluminum Alloys", American Society for Testing and Materials, West Conshohocken, Pennsylvania (初版は 1987 年 5 月)。