溶接せん断試験治具 (ASTM A497 & A185)
Fig.1: 組み立てられた固定具(試料を取り付けていない状態
この試験装置は、コンクリート補強材に使用されるような溶接金網の溶接部のせん断強度を測定するために使用されます。ASTMの2つの規格、ASTM A497(参考文献1)とASTM A185(参考文献2)は非常によく似ており、同じ試験装置を使用しています。
この固定具は、さまざまな直径のワイヤに対応できるように調整可能で、V溝付きのローラーが縦方向のワイヤを拘束し、横方向のワイヤが支持台の上に乗るようになっています。試験治具の上部には、引張試験機のクロスヘッドに取り付けるためのネジ穴があります。長手方向のワイヤーの下部は、溶接部が破壊されるまで引っ張られ、この破壊荷重が報告されます。
追加情報のソース。
1) ASTM 規格 A497-01(2001)「コンクリート補強用異形溶接鋼線織物の標準仕様書」American Society for Testing and Materials, West Conshohocken, Pennsylvania(初版は 1964 年)。
2) ASTM 規格 A185-02 (2002)、「コンクリート補強用溶接鋼線織物、平板の標準仕様書」、米国材料試験協会、ペンシルバニア州ウェストコンショーケン(初版は 1936 年)。